2018.01.01

 弟子屈町の先人に感謝し、歴史を後世に語り伝えるために、細川音治氏を中心に「弟子屈町郷土資料館を建設する会」が設立されたのは1986(昭和 61)年です。

 その後、事情により会の名称が「てしかが郷土研究会」と変更されました。設立から今年で26年を迎えます。その間、町民の方から寄せられた資料は 5,000点を超えました。資料は元営林署庁舎跡(てしかがの蔵)に展示され、一般の方や児童生徒が歴史を学ぶ場となっています。

 会では、見学の希望がある場合は会員による案内・説明を行うことにしています。弟子屈について大いに学んでほしいと願っています。

 昨年の弟子屈神社祭に合わせて「てしかがの蔵」を開放した際、40年ぶりに弟子屈を訪れたという女性が、写真を見ながら涙を流す姿に触れました。この方は、弟子屈町に何年か住んだ後、現在は東京に住んでいるとのことでした。貴重な資料を大切に展示してくれたことへの感謝の言葉を述べて帰っていきましたが、郷土研究会としての活動結果が認められたようで感動させられました。

 てしかがの蔵1階の写真展や2階の資料展、種市左改展、永田洋平展などは、年間を通して見学することができます。自治会や団体などの事業に活用されることを望んでいます。

てしかが郷土研究会(菊池)