2018.01.01

 正式名称「財団法人阿寒和琴博物館」は昭和34年、 初代市立釧路博物館長を務められた片岡新助氏が私財を投じて収集した資料や建物で和琴半島に開設されました。

 道東の鳥や獣のはく製・アイヌ民族の衣装や民具・先史時代の土器や石器など展示されていました。はく製は自らが製作したもので、作成方法は独学でした。

 展示されていた貴重な博物資料は、弟子屈の児童・生徒の郷土学習に、和琴半島を訪れた観光客には弟子屈の自然や歴史を知るのに大変役立ちました。

 「財団法人阿寒和琴博物館」は、平成3年に財団法人を解散し、惜しまれつつも閉館しました。資料は弟子屈町が引き受け、その一部は昭和57年に開館していた「屈斜路アイヌ民俗資料館」に展示されていて、残りはいつの日かのために大切に保管されています。

てしかが郷土研究会(松橋)