星FULLまち弟子屈STAR GAZING in TESHIKAGA
夜空にきらめく満天の星 星降る弟子屈
弟子屈町は周辺を釧路や中標津・北見といった市街地から離れていることから、空が暗く満天の星を楽しむことができるのが特徴です。
また町内には摩周湖・屈斜路湖・硫黄山といった景勝地に恵まれ、川湯温泉、屈斜路温泉、摩周温泉といった各地に多種多様な泉質のいで湯の地であることから、温泉と星空をあわせて楽しむことができる場所でもあります。
晴天時には天の川をはっきりと観察することができます。
環境省 星空観察「デジタルカメラによる夜空の明るさ調査」では、とても空が暗く、星を見やすいと評価される数値(21.3~22.1mag)を記録しています。21 magを超えると肉眼で確認できる星の数は数千に及び、天の川の複雑な構造が確認できるともされています。
道東の真ん中、弟子屈町では、まさに『絶海の孤島クラスの星空』をみることができる天体観測に適した場所といえるでしょう。
夜中に遠くに出かけなくても、泊まったお宿のすぐそばで、満天の星に出会えるかもしれません。
そのまま眠るのはもったいない!
星降る中をお散歩しませんか?
星を見るためには・・・
とびきりの星空を楽しむための注意点
できるだけ暗く
大きな市街地からは離れている弟子屈町ですが、それでも見上げる先に街灯があるとすこしもったいないです。スマートフォンの画面、車のライト、街灯、お店の看板照明など光を発するものがなるべく視界に入ってこないようにしましょう。
そして星空を見るときは、目が慣れるまでじっくりと待つことが大切です。
すこし時間が経つと、かすかな星の輝きも見えてくるようになります。
しっかり着込んで
8月でも15度近くまで冷え込むことがある弟子屈町では、星空観察を行うときは、夏季であってもしっかりと着込むことが大切です。目が慣れてくると沢山の星を見ることができるので、集中して星空を楽しむためにも、しっかりと防寒対策をしましょう。
星空観察が終わったら、温泉に入ってしっかり体を温める、なんていうのもこの町ならではの楽しみ方です。
月の周期を調べる
月を見るのが好きなひともいるでしょう。月の明かりは神秘的で「スーパームーン」や「ストロベリームーン」「月食」など様々な天体ショーがあります。
ですが、夜間においては最も明るい天然光源でもあるため、星座の観察をするときには障害になります。月の出ていない時間を狙ったり、新月の周辺の時期にするなど月の周期を調べておきましょう。
参考:国立天文台 天文情報センター暦計算室
熊に気を付けて
町の65%が阿寒摩周国立公園に属しているこの場所では、夜行性の野生動物がたくさん住んでいます。夏季はクマが行動する季節です。熊よけ鈴を持つなどして、こちらの存在を知らせるようにしましょう。
月夜の魅力
古来より人々は月の魅力に惹きつけられてきました。
月の満ち欠けの周期は暦になり生活に役立てられ、「お月見」と言われるように鑑賞の対象となってきました。
弟子屈町で見える月をすこしご紹介!
冬季、雪原にぽっかりと月が浮かびあがる際は更に明るく見えて、近隣の山々もしっかりと確認できるでしょう。月の明かりだけで自分の影が浮かぶのも、都市部ではできない体験です。
星空ギャラリー
撮影 ぽらりす 馬場一郎