2018.01.01

 サーカスが来る日はハレの日で、子どもたちや大人も何となくソワソワしました。

 ゾウやトラなどの猛獣を使った曲芸、オートバイが丸い大きなおりの中で大爆音を響かせてグルグル回ったりする曲芸には、子どもも大人も興奮しました。出番の終わったゾウは鎖につながれていて、動物園の代わりになって見ることもできました。近所のおじさんがスイカやバナナなどを持ってきてゾウにあげていることもあり、ゾウが前脚でスイカをつぶして食べる様子を、子どもたちはうらやましそうに眺めていました。

 写真は1964(昭和39)年か1965(昭和40年)ころでしょうか。場所は、新築する前の今の弟子屈町公民館のところです。

 1年で最大の楽しみな日でした。

てしかが郷土研究会(松橋)

※写真は「弟子屈商工のあゆみ」編纂委員会収集写真から