2018.01.01

(弟子展中学校からの眺望) 

 山頂に建物がなくゆったりとしていて、山肌の樹木も膏薬を張ったような今の姿ではなくきれいな山です。いつしか山には作業道路ができ、通信に使う鉄塔が建ち、電力を供給する電柱ができました。弟子屈中学校の生徒たちは遠足で、その電柱や作業道路に沿って項上まで行き、360度箱庭のような弟子屈の景色を楽しみました。

 少し長い旅行に出かけ、弟子屈に帰ってきて「ホッ」と感じるのは、峠から見る屈斜路湖や硫黄山、汽車や自動車の窓から見る美羅尾山の風景と硫黄の匂いです。

 山麓は釧路川が蛇行し、湿地特有の植物群落がありました。河川改修された今は「水郷公園」としてこの山から流れてくる地下水で在りし日の姿を残しています。

てしかが郷土研究会(松橋)